採用された職場A店が同時期に新体制に変わる事により、支店でも売り上げトップクラスのB店で研修する機会を頂く幸運に恵まれました。
A店はフランスパンと食パン以外のパン(菓子パン等)は自社工場から送られた冷凍生地を解凍して使っていました。
勿論味には全く問題ないです。むしろ美味しい。
それに製品の安定や大量生産も可能な事からチェーン店はその方式を取っているお店も少なくないと思います。
僕が採用されたA店以外の支店でも殆どがフランスパンと食パンだけ自分の店で粉から仕込む方式を取っていると教わりました。
ただB店だけは全てのパンを店で作っていた為、流通等の経費もかかりません。店舗独自のオリジナル製品も多かったので固定のお客様も非常に多く、売り上げが突出していました。
そのB店で副責任者を務めていた方(Sさん)がA店に責任者として移動する事をきっかけに、やり方を持ってこようというタイミングに私は入社したのです。
ただB店は社員さんバイトさん共にベテランの方が多く、どうしても新しい人が根付かないという問題も抱えていると言われました。
売り上げが良いと言う事はそれだけ作業量も多い。その道何十年という方達が流れる様に作業する中を右往左往するのはプレッシャーも半端ない事は想像に難くないです。
👩「あそこの〇〇さんはおっかない」
👨「△△さんが本当に嫌味な人」
😺「研修断ってすぐにA店で働いた方がいいよ」
私の入社前に2ヶ月で4人の中途社員が研修期間で退職してしまったそうです。
そんな余計なじょうほ‥もといありがたい心配をたくさんいただきました。
あまつさえ責任者になるSさんからは、
「何とか3ヶ月の研修をがんばって帰ってきて。そしたらA店の作業がかなり楽にこなせるレベルにはなれるから。だから辞めないでね」
そう真顔で言われた事は今でも忘れません。
そんな若干の恐怖の中で私のパン人生は幕を開けたのです‥
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