パン屋さんで働く為に必要なものは?

私は30歳の時に、未経験のパン業界へ転職しました。

若輩者の拙い身分ではございますが、同じ様に転職を考えている方もいると思います。私自身は、

「後先考えずに、向こう見ずで飛び込んでも何とかなってます」

そんな私の実体験としては、パン屋さんで働く為に必要なもの、それは、

「睡眠と体力」

まずはこれがツートップですよね。

転職してこれまで、老若男女たくさんの方とお会いしました。

販売の学生さんから、大ベテランの職人さんまで、優しい人からちょっと怖い人まで。

基本的には、

「朝の早さ」

「ハードな仕事」

を共有している素晴らしい仲間です。

ただ、やはりこの2つは「寝不足」と「疲労」という人間の体調不良と不機嫌さにモロに突き刺さる要素でもあります。

いつも明るいあの子が元気無かったり、

いつも怖いあの人がより怖かったり、

そんな時は大概、睡眠不足かエネルギー不足だったりすると思います。

そこから怒りや不機嫌に繋がっていくのではないでしょうか。多分。

また、いつも完璧に仕事をこなす大先輩の職人さんやパートさんもミスをする時があります。

そんな時は、たいてい疲れや睡眠不足から来る集中力の欠如が原因だそうです。

製パンの仕事はその日の気温や温度に合わせた時間と強さで生地をこねて、発酵させて、焼き上げる。

微調整はありますが基本的に同じ仕事を繰り返して、日々精度を上げていきます。

無意識にでも手が動く熟練の動きは、見ていて格好いいですが、先輩からは、

「常に、大丈夫かな?という気持ちを持ちなさい」

と教えられてきました。

パン職人に必要なものは、「不安」と「緊張感」だと。

不安や、緊張感を持っていないとルーティンワークは惰性に繋がってしまうからだそうです。

私はスタートがすこぶる遅かっただけに、この不安や緊張感や自己批判と言った、前向き後ろ向き表裏一体の思考は常に持っています。多分。

加えて、学ぶ姿勢やモチベーション等も、未経験業界への転職する際に持っておくべき物だと思いますが、

やはり、1番大切なのは、

「睡眠と体力」

に尽きますよね。

私が睡眠と体力、ひいては健康の為にしている事も紹介していこうと思います。